(2002.4.17 up)
サンダカンの我が家を大公開!
うちはいわゆる『テラスハウス』の一軒です。
テラスハウスというのは、簡単に言えば長屋です。
日本にもあるよね、五軒くらいの家がくっついて一棟になってる家。
そんなかんじ。で、2階建てです。
マレーシアに暮らす日本人は、たいがい『コンドミニアム』に住んでます。
日本で言うマンション。内装も日本のマンションとあまり変わらないみたい。
でもプールやジムがついていたりするらしい。
これらはほとんど外国人用、もしくはカネモチ用。
他には『アパート』(マンションよりも低いのかな。定義わからん)
『バンガロー』(まさしく一軒家。でかい。)なんかがあります。
防犯上、バンガローは勧められないらしい。
だいたいカネモチ華人が住んでいるみたい。
あ、もちろん他にも水上集落やほったて小屋もありますが
まあ日本人はまず住まないでしょう。
しかしここ、サンダカンにはコンドミニアムが存在しません。
よって、ローカルと同じテラスハウスに住むしかない訳です。
一見綺麗なこのテラスハウスですが、
一歩中にはいるとなんとまぁちゃっちい作り。
基本は床と屋根と壁があったらええんじゃ、ってな感じ。
あとは買った人がどんどん改築したり増築したりするわけです。
うちが借りた家は、けっこう改築、増築が施されていて
普通の家よりは住み易い感じでした。
でも、2階の床はコンクリート打ちっ放しのまま
窓は隙間だらけのルーバー窓。
そういうところを大家に改装してもらって
(もしくはお金を出して改装してもらって)
で、今の家ができあがりました。
1階間取り図(54KB)
床は元々タイル敷きでした。
窓は、家中の窓を実費でサッシの窓に変えてもらいました。
網戸もつけて。網戸を付けている家はほとんどないみたいです。
虫は入るのが普通、ってな感覚です。
ダイニングには作りつけのでっかい棚がありますが
中はゴキのフンだらけでとても使う気になりませんでした。
綺麗に掃除して、ペンキを塗って、カッティングシートを貼って
やっと物が置けるようになりました。
2日間ペンキ塗りばかりやってたのでシンナー中毒になりそうでした。
ちなみにこのダイニング部分は初期に増築したものと思われます。
キッチン部分はあとで増築されて出来たようで、ほとんど野外のような扱いでした。
ガラスも網もなんにもない窓だったので
そこに網を張ってもらい、やっと家の一部になった感じ。
換気扇いらずのキッチンです。
シャワーとトイレは共同なのがマレー式。
もちろんバスタブなんかありません。
しかし日本人的には共同はいやなので
1階はシャワー専用、2階はトイレ専用にしました。
この辺りの家は元々お湯がでません。
熱帯だから水でもええやろ、ってなもんなんだろうけど
いっくら熱帯でも水シャワーはつらいっす。
そういう人は電器屋さんで温水器を買ってきて取り付けてもらいます。
給湯器といったほうが分かりやすいかな。
ポンプ付きなので水圧もそこそこ、けっこう快適。
2階間取り図(35KB)
2階の広さはちょうど1階のリビングの広さと同じ。
そこに書斎と寝室とトイレがあります。
床はコンクリートむき出しだったので
入居前にタイルを貼ってもらいました。
書斎は3畳くらいの大きさかな。
作りつけの本棚は高さ2メートルくらいのでっかい棚です。
大家の手作りらしいんだけど、でかすぎて使い勝手悪し。
倒れてきそうなのでL字金具で固定してみました。
この国は地震は無いらしいけれど
無いと思ってるところに来るのが地震なのだ。
寝室はタンスとキングサイズのベッドを置いたら一杯、ってかんじです。
ベッドはこだわりのマットレスなので
布団で寝ているかのように快適。腰が痛くなりません。
日本製で高かったけど。
天井から蚊帳をつってますが、網戸のおかげであまり蚊は入ってこないようです。
この蚊帳を広げると天蓋付きベッドのようになります。
気分はお姫様です。
トイレは1階同様シャワールームとしても使っていた模様。
うちらは2階はトイレ専用にしています。
洗濯機の排水があふれるので床はいつも水でベタベタですが。
白ペンキをぬりまくって清潔感あふれるトイレに変身させました。
1階の増築部分の上がベランダになってます。
かなり広いので焼き肉パーティが出来ます。
洗濯物はここに干します。
日本と違い、このあたりでは真上に太陽が昇るので
北向きだろうが南向きだろうが日当たりは同じです。
一応こっちが南なのですが。