スカウリバークルーズ
(2003.2.20 up)


キナバタンガン川のテングザル

サンダカンの南にある、キナバタンガン川付近のロッジに泊まってジャングルリバークルーズを楽しめます。サンダカンからツアーで行きます。ツアー会社ごとにロッジを持っているので、ツアー以外では行けないと思う。

私が行ったのは1泊2日コース。1泊1日コースや、2泊3日コースなどいろいろあります。まずゴマントンケイブに寄ってから行くのが一般的ですがゴキブリが超苦手な人は、ゴマントンケイブはパスしてもいいでしょう。その分ちょっと安くなると思う。

ツアーの内容は下にある日記を参照してください。


GUIDE
多分、一番大手が「Wildlife Expeditions」
サバホテルで申し込めます。
空港にあるのが「S.I.Tours」
リンクのページをご参照ください。
他にも数件ありますので、「地球の歩き方」等を参考にして下さい。




ぴあ日記から抜粋

2002/9/7 (土)

朝8時にサバホテル(旧ルネッサンス)へ。1泊2日のスカウリバークルーズツアーだ。
二人でRM1200以上。こんな高い買い物は初めてではないか?

まずはバスに乗ってセピロックへ。ここでセピロックツアーの客を降ろした。私らともう一組のスイス人中年夫婦はは四駆に乗り換えて一路ゴマントンケイブへ。32マイルのとこで相変わらず検問やっていた。不法入国者チェック。ミニバスの乗客も全員やられていた。私らはそのまんま通過。1時間半ほど走ったところで左折、オフロードに変わる。
ずーっとがたがた揺れるのでお尻が痛くなる。30分ほど走ったトコでゴマントンケイブに到着。

途中の森でダーがオランウータン発見。ツアーガイドのにいちゃんに「めっちゃ目いいねぇ!」と言われていた。ココで見られる事は滅多に無いらしい。ゴマントンケイブは、ツバメの巣が取れる事で有名なでかい洞窟。いろいろ噂は聞いていたが・・・噂通りすごかった。何がかというと、ゴッキーが。洞窟といっても奥に深いのではなく、高くぽっかり開いた洞窟で、その中をくるりと一周ボードウォークが付いていてそこを歩いて見て回る。まぁ早足で歩けば3分位でしょう。が、そのボードウォーク、上からツバメの糞が落ちてきててそれが堆積しているので滑る滑る。その上にさらにゴッキーがいるのだ。そして壁面にはゴッキーが沢山張り付いている。えぐい。見たくない。手すりも糞とゴッキーだらけなので絶対にさわれない。滑ってこけたりしたら1週間くらい立ち直れなさそうなので必死で歩いた。いろいろ説明してくれるんだけど、ちょうどツバメの巣の採集はやってなくて残念。しかしこんなトコであんな危なっかしい梯子をかけて取るんだったらそりゃ高くもなるわなぁ。

とにかくココはきれい好きな人にはお勧めできない。
ゴッキーが死ぬほど嫌いな人にもお勧めできない。
でも逆療法になるかもね。

そこからまた30分ほどオフロードを走って、キナバタンガン川に到着。船着き場からボートに乗ってロッジに向かった。ちょうど1時位だったかな。部屋は、一つずつ独立したシャレー。広くはないけど必要な物はちゃんとある。ベッドに蚊帳がかかってるのがそれっぽくていいね。お昼はビュッフェで適当に食べて、しばらく休んでから裏のジャングル(?)の散歩。しかし途中で道が分からなくなりマジで焦った。

3時半からボートに乗ってリバークルーズ。キナバタンガン川の支流に入ってゆっくり進みながら観察するの。ディズニーランドのジャングルクルーズみたいなもんだけどあんなに頻繁に動物は出てこない。それにお兄さんもうるさくない。あまり声を立てると動物が逃げるからね。

ほぼ確実に会えると言われているテングザルの群に遭遇、ちゃんと木から木へ飛び移ってる。やっぱ野生だなぁ。1時間半ほど進んだとこでUターンしてゆっくり戻ってくる。今度は別のテングザルの群と遭遇。他にもよく分からない昆虫や鳥なんかもいろいろと。キナバタンガン川に戻ってきて、上流に向かった。どこに行くのかなぁと思ってたらゾウを発見。ゾウはボルネオには100頭)くらいしかいなくて(と言われたけど、もっといるらしい)なかなか見ることは出来ないのだ。ここでも年に3回くらいしか見られないと言っていた。私達はラッキーだった。 ちなみにボルネオにいるゾウは、ブルネイの王様に贈られたゾウが野生化したものらしい。だから天敵がいないんだって。 (その後の調査でこれはボルネオの固有種ということが判明したそうです)

6時過ぎにロッジに戻って、一休みしてから夕飯、これもビュッフェ。そして8時過ぎからナイトウォーク。裏のジャングルを懐中電灯持って歩くの。でも途中でゾウの鳴き声が近づいてきたのでそこで打ち切り。ゾウは危険だからねぇ。特に小さい子ども連れのゾウの群だったので。でもフクロウとか変な虫とか寝ている鳥とかいろいろ見れた。帰ってきて服を脱いだらヒルがくっついていた。あんなにヒル対策したのに!幸いまだ吸われていなかったので大丈夫だったけど。もー、きしょいわー。

明日はジャングルトレッキングなので早めに就寝。よなかに象の鳴き声で目が覚めた。


リバークルーズの途中で出会った象。子連れだった。

2002/9/8 (日)

朝6時起床。早朝あさもやに煙るキナバタンガン川がなんかいいぞ。朝ご飯のビュッフェを食べて、身支度をしてボートに乗って上流へ。オックスボウレイクというとこに行った。
オックスボウレイクとは日本で言えば三日月湖。三日月湖の出来方って小学校で習ったよねぇ。

支流に入っていって、湖に着いて、そこからトレッキング。1時間ほど。特に動物には会えなかったけれど天然林の中を歩くのは初めてだったので楽しかった。しかしここでも相変わらずヒルに悩まされた。地球の歩き方なんかに、ヒルに食いつかれたらたばこの火を押し当てるとぽろっと離れてくれる、なんて書いてるんだけど、たばこの火ってめちゃくちゃ熱いという話やん、そんなのやけどするよーと思ってたらガイドのお兄ちゃんは火じゃなくてたばこの灰をかければいいんだよ、と教えてくれた。

知らなかった・・・。たしかにたばこの灰を手にとってそれをぱらりとかけるだけでガイドの兄ちゃんの足に食いついていたヒルはするーっと出てきてぽろりと落ちた。同行していたスイス人夫婦も「火を押しつけると思ってた!」と言ってた。うーん、これは訂正してもらわないとあかんなぁ、「地球の歩き方」。やけど続出やぞ。他にも塩をかけるとよい、とかも書いてたけどこれは効き目イマイチらしい。ちなみに私の経験からいわせてもらうと、前から2人目までがアブナイ。それより後ろの人にはあまりくっつかない気がする。なるべく列の後ろを歩こう。

昼前にロッジに戻ってしばらくデッキなんかで川を見ながらビールを飲んだ。そしてビュッフェでお昼を食べ、1時半頃帰路についた。帰りも同じ道。オフロードが痛い。4時前にホテル到着。楽しかったー!

メスのテングザル


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