シパダン島
2005.3.1up
すぐそこがドロップオフ!
2005/2/1 日本のダイビング雑誌に"その後のシパダン"の特集がありました。 今は撤去中のため立ち入り禁止になってますが、5月位にはトイレや休憩所などが出来るらしいです。 撤去中の写真を見たけれど、いやー、本当につぶしちゃってるわ。やりだしたら早いなー、ほんと。しみじみ・・・。 2004/12/31 本当に閉鎖されちゃいました。 THE BORNEO POSTより 5/29 のトップ記事 「Challenge from Sipadan」 -Five resort operators, told to vacate island, seek court order to nullify directive- 島から撤退するよう求められた5つの宿泊施設の経営者は、指令を無効にするよう裁判所命令を求めた 5/30 のトップ記事 「Sipadan directive stays」 -Chief Minister says State Attorney General will however look into the matter of jurisdiction- Chief Minister(サバ州長)は昨日、5つの宿泊施設の経営者に 「決定は決まり。今年末までにどけろ」と何度も繰り返したそうです。 「彼らがそう求めるのは彼らの権利、でもこの決定がベストの選択。 Sipadan以外の近隣の島に宿泊施設を建てることは許可しているのだから問題ないはず」 「彼らがSipadanでで行っているアクティビティがどれほどこの海の脅威となっているかを認識したら島を撤退するだろう」 などなど。 確かにねぇ。サンゴやカメに乗る人がいるようじゃねぇ。 サバ・パーク(公園管理局)が島を管理することになるそうです。 サバ・パーク管理下になって、入島料払って、滞在も可になるかも・・・との地元ダイブ・マスターの噂もあるそうです。(ボルネオの女王様よりの情報) さて、どうなることやら。 JISCOさんが新聞をアップしてたのでリンクさせときます (いいんですかね?新聞そのままアップしちゃったりして・・・ といいつつリンクさせてるけど) 5/30のボルネオポスト 5/14の各紙 2004年中にシパダンの宿泊施設はすべて撤去! 5月14日付の新聞(ボルネオポスト、デイリィエクスプレス、自由日報など各紙)のトップ記事より; 国家安全保障委員会(?)から提出されていた 「シパダン島にある5つの施設とすべての人工物を 今年末までに撤去する」という案を、サバのチーフミニスターDatuk Seri Musa Amanが承認しました。 環境保護と保安上の理由からだそうです。これにより、シパダンへはディトリップでの上陸のみになります。 宿泊施設は本土または近隣の島に移転されます。 5つの宿泊施設には去年のうちから移転するよう通知が出ていたそうです。 (スタッフには全然知らされていなかったみたいだけど・・・。) 残念なことですが保護の為なら仕方ないですね。カメに乗るダイバーなんて言語道断! 余談ですが、シパダン島はマレーシアとインドネシアで領有権争いをやってたんですが、 2002年12月に国際司法裁判所にてマレーシア領ということで決着が着きました。 あの辺には石油や天然ガスが埋まっているかもという話なので、「さーてさっそく掘ってみるか」ってな感じで シパダンを立ち入り禁止にしたという噂もあります。半島に搾取されないことを祈ってますよ。 ボルネオダイバーズの日本人スタッフの女性: 「日本ではそういう噂が流れてますね。でもこちらのスタッフは全然知らないと言ってます」 (現地スタッフにはこういうことななかなか知らされないんだろーなー。) シパダン水上コテージのマネージャーさん: 「maybe閉鎖。でもまだ分からない、マレーシアだから・・・」 「うんうん、そうですよね、マレーシアですもんね。」 「よく分かってるネ〜。マレーシアだもんね」 翌日を祝日にするかどうかをいきなりおかみが夜中に決めるようなところですからいつ決定するかは誰にもわからないってことです。 |
この有名な島にもはや解説は不要でしょう。ダイバー憧れの地。シュノーケラーにとっても最高にすばらしい島!ビーチからほんの数メートル泳ぐだけでいきなり断崖絶壁(ドロップオフ)。シュノーケリングでもたくさんのウミガメやギンガメアジの群れが見られます。感動的です。 収容人数に限りがあるので、日本から行く場合は事前に予約していきましょう。サンダカンではWildlife Espedeition や S.I.ツアーズが取り扱っています。サンダカンから行く場合はセンポルナで1泊する必要があるので、1日余分に見ておいてください。 |
ボルネオダイバーズ前の桟橋にある、
ドロップオフカフェから見るサンセット
2004/2/21 (土) 朝食後、8時半にボルネオダイバーズのスタッフと合流して、ドラゴンインの横にある事務所でしばし待機、それからボートに乗ってシパダンへ! ボートには中国人ファミリー4人、白人カップル2組、白人男1人、そして私達。 途中、サンディアイランドという小さな島を見た。ドラクエに出てくる島みたいやなぁ〜。 マブール、カパライを過ぎた辺りでイルカの群れに遭遇!海上をぴょんぴょん飛んでたよ!かわいかった〜。 そしてとうとうシパダン島に到着だ!たくさんのスタッフのお出迎え&ダイバーたちでビーチはけっこうな賑わいだ。今回、私らはボルネオダイバーズにお世話になります。一番の老舗だそうだ。ドロップオフが目の前にあっていいねー。はめっちゃ綺麗だし、早く入りたい。はやる気持ちを抑えてまずはマニフェスト書いたり説明を聞いたり。ダイバーには大事なことだろうけど、シュノーケラーにはあんまり関係ないんよね、たいがいは。 部屋のチェックが済んだからといわれ部屋に入り、さっそく行くぞ!とシュノーケルセットを借りに行ったら、貸し出しは1時20分からとの張り紙があったのでとりあえず水中眼鏡で潜ってみた。これが噂のいきなりのドロップオフやね! うわー、やっぱ、綺麗だ!さっそくでかいギンガメアジの群れに取り囲まれる。食われるんじゃないか、って位の迫力だ。ロウニンアジもいた。なんかすべての魚がデカイ!いやもちろんちっこいかわいいのもいるんだけど。綺麗だねぇ。魚の名前が全然わからないので解説は出来ません。 やっぱすごいなぁと感動していたらダーがあわてて向こうから泳いできた。サメ!1.5m位のサメがおる!と言うのでひょえー、と二人で岸に戻った。なんかさ、フィンもなんにもつけてない素足ってそのままカプリといかれそうで怖いんよね。ダーはあとで「シパダンのサメはいかにフレンドリーか」という説明を見たそうだけど別の意味でフレンドリーだったら怖いな。まぁ、それからはサメを見ても驚かなくなったけど。シュノーケルが無いので息継ぎがけっこう疲れる。 とりあえず最初はこんなとこでええやろ、とおかに上がってビールを飲んで、そしてお昼ご飯。なかなか美味しいね!でもランカヤンには負けるけどね。ランカヤンは島の食事の中ではピカイチの美味しさだ。 午後からはシュノーケルセットを借りて再び出動。今度はこれでもかというくらいのカメを見た。ほんの1時間ちょっとで20匹以上。でっかいのからちいさいのまでいろいろと、だけど大きいカメが多いね。ふと横を見ると隣をすいすい泳いでいたり。息継ぎのために水面に顔を出してぷはーっと一息ついてる姿がかわいい。ナポレオンフィッシュやカンムリブダイも見た。(この辺しか名前が分からない・・・) ちょっと寒くなって来たので上がって一息入れることにして、島内1週散歩に行った。島には5件のリゾートがあるそうだ。でも1番東のリゾート(シパダンロッジ)はひとけが無かった。つぶれてるの?でも一応タオルが1枚干してあったからみんな出払ってるだけなのかな。 ボルネオダイバーズにはドロップオフカフェという名前のカフェが、さんばしの端にあって、ここがまた気持ちいいねぇ。ここで飲むビールは最高。ダイバーはアルコール厳禁だけど、シュノーケラーはあまり関係ないし。(もちろん泥酔状態で海に入ってはいけません) 一息ついてからもう一度海に入った。今度はカメはあまり見なかったけど、潮が満ちて来ててまた違った面白さ。調子に乗って延々やっていたらかなり流されていた。ちょっと、そろそろ戻らないとヤバイんちゃう?と岸に向かって泳ぎだしたんだけどこれが潮の流れと逆行してるのかなかなか進まない。全然岸が近づいてこなくてかなり焦った。すっごい体力使ったね・・・。もうちょっと戻るのが遅かったら帰れなかったかもよ〜、と二人でちょっと反省。 もう夕方5時過ぎで、そろそろ今日は終わりにしようってことで部屋に戻ってシャワーを浴びて着替えてたらめちゃくちゃ日に焼けていた。お互いに。一応Tシャツは着てるんだけど足はそのまんまだからさ、すっごい焼けるんよね。ダイバーよりもシュノーケラーのほうが絶対に焼ける!まっかっかで痛いよぅ。私もスイムスーツ欲しいな。でもシュノーケラーがそこまで着こんでたらちょっと変かも。今度セシールで長スパッツでも買おうかな。それも変か。 6時過ぎ、ドロップオフカフェにビールを持ち込んでサンセットを待つ。ここから見るサンセットは最高だ。水平線の上に雲がすこしあったのでちょっと残念だけど、でも綺麗よねぇ。 すっかり辺りが暗くなった頃、待ちに待った夕食だ!お腹すいた〜。おつまみ持参でビール飲んだけど、これだけ泳いだらあっという間にお腹がすくね。夕飯が終わって、ドロップオフカフェに場所を移してまたビールを飲んでくつろぐ。海を見ながら飲むビールが一番好きだ!星がは見えるんだけど、でも宿泊施設の近くなので明かりが多すぎてあまりたくさんは見えない。もちろん町なかで見る星よりはダントツだけどね。 星は、セリンガン島が一番すごかった。あそこはカメのために極力明かりを落としているのでシャレーと食堂を移動するにも懐中電灯持参なのだ。あれぞ満天の星空。ここはその点がちょっと残念・・・。島の南側に行けば見られるんだろうけど、夜間は外出禁止なので。 ちょっと寒くなったので食堂に戻ったらTVルームで今日撮った海中ビデオの上映会をしていた。やっぱ明かりがあると海の中でも色鮮やかなんだね!今度は水中用のヘッドライトを持参してシュノーケリングしてみようかな。そしたらもっと綺麗に見えるかも。でも、見られる魚の種類はシュノーケルでもダイビングでもそんなに変わらないかも、と思った。それくらい、シュノーケラーにも楽しめる海ってことだ。すばらしい。 上映会の後、「隣でパーティをやっているので参加しませんか」と誘われた。誘ってくれたのはボルネオダイバーズの日本人スタッフの女性。KKに一年住んだ後、マブールに来て2ヶ月だとか。マレーシア語、ぺらぺらでした・・・。私、立場ナシ。 お隣のプラウシパダンリゾートにお邪魔してみると20人くらいでパーティをしていた。日本人グループもいてとっても楽しそうに飲んでいた。うちらもビールを飲みつつテーブルをみると、なんとそこにあるのは豚の頭ではないか!これはまさにレチョンバブイ、フィリピン名物の子豚の丸焼きだ。「これ何?」って聞いたら「フィリピンの料理だよ」と言ってたし。信じられん。一応ここはマレーシアだよ?スタッフはほとんどがマレー系マレーシア人かフィリピン南部からきたマレー系フィリピン人。みんなムスリムのはずなのに飲みまくってるし、豚も食べている。。。かなりの不良ムスリムやなー。まぁこういうとこで働いてたらそうなるよね。 私の隣に座ったアブドゥラ君は、センポルナ出身のバジャウの青年だった。私は夫と来ているといってるのに手は握ってくるわ、ちゅーしようとするわでかなり酔っ払ってたね、彼は。相当な不良ムスリムやな〜。英語はおろか、マレーシア語もたどたどしかったが(バジャウ語がメインなのね)まぁいい青年だった。ということにしておこう。 ローカルブランデーのコーラ割りというよくわかんないものを勧められて飲みました。どうしてマレーシア人はなんでもコーラ割りにするんだ!そんな女子どもの飲み物が飲めるか!といいつつ飲んだけど。夜もふけてもう12時。そろそろお開きにしましょう、ってことで自分の部屋に帰って就寝。 部屋にはクーラーがついているんだけど、クーラー嫌いだからもちろんつけない。クーラーのかわりに蚊帳があったら一番いいんだけどな。 2004/2/22 (日) 夜中の3時に目がさめたのでちょっと外に出てみた。星が見えないかな、と思ったんだけど残念ながら雲が出ていた。 |