セリンガン島(カメ島)
(2003.2.20 up)

サンダカンの沖合約40km、すぐそこはフィリピンとの国境!という
おもいっきり渡航勧告の出ているところ(2003年2月現在)にあるタートルアイランズ公園。
3つの島からできてますが、いけるとこはセリンガン島だけなのかな。よくわからん。

セリンガン島の宿泊施設は収容人数が少ないので
早い目に予約したほうがいいらしいです。
シーズンオフなら大丈夫だろうけれど、
それだとカメが見られない可能性も大きい。
なにもかも運次第!
カメの産卵だけではなく、綺麗な海でのシュノーケリングや
満天の星空や蛍などなど見所たくさん。
でもこれもすべて天候次第運次第!

内容は下にある日記を参照してください。


GUIDE
個人で申し込む方法や、ツアー会社に頼む方法などいろいろ
詳しくは「地球の歩き方」を参照してください。
私らは急だったので「Wildlife Expeditions」に頼みました。
2任でRM900程度、高いけれど楽だったので。。。



ぴあ日記から抜粋

03/1/1 (水)
朝8時半にハッピーマートで待ち合わせてWILDLIFE EXPEDEITIONの小型バスでジェッティーに向かう。
セピロックの近くにリバラン島に向かうジェッティがあるらしい。
ラブックロードから海側へ30分ほどがたがた道を走り、川に到着。
そこで小型ボートに乗ってリバラン島へ。
30分くらいかかったかな、天気がけっこうよかったせいで
波は静かで快適だった。
リバラン島は一応リゾートっぽくしているが、イマイチやねー。
村人も住んでいる小さい島。
ここでお昼を食べてからセリンガン島(亀島)へ向かった。
リバラン島からセリンガン島へもボートで30分弱。
ここはほとんどフィリピンとの国境。危険度2が出てるトコです。
島ではアーミーが警備しているらしい。
ロッジの一部屋を割り当てられ、それから6時半までは自由時間。
うちらはもちろんシュノーケリング。
ちょうど晴れてきたので水の透明度も増してイイ感じ。
サンダカンからこんだけしか離れていないのにすっごいキレイ。
魚も一杯いたしかなり満足。良くを言えばシュノーケルのマスクが
もう少しマトモで有ればもっとたのしめたんだけど。
やっぱりちゃんとしたやつ買おうかな。
あとは散歩したり昼寝したりして6時半。
しばしスライドを見たりウミガメの生態について勉強したりして
それから夜ご飯。そしてこれからウミガメの産卵見学なのだけど
こればっかりはウミガメ次第なので、ウミガメが上陸するのをひたすらまつわけだ。
昨日は結局一匹が上陸したものの、産卵せずに帰っていったので
見学できなかったらしい。
11時までまって産卵が無ければ、まず子亀の放流をして、
それからまたひたすら待つらしい。朝まで待っても来なかったらショック大きいなぁ。

トランプやら本やら用意して下さいよー、と言われていたのはそのためか。
うちらはしりとりでもするかーと言ってたんだけどその矢先、
「亀が来た!」との連絡が。まだ10分も待ってないぞ。すごい。
レンジャーの先導で浜辺に行く。
一人ずつ、そーっと産卵をのぞく。うあ、マジで産卵している。
よくテレビで見るヤツよ。ピンポン玉のような卵がぽろりぽろりと落ちてくる。
その後、前に回ってお顔も拝見。かなり大きい亀だった。
海に帰って行くまではまだ2時間くらいあるらしい。
そこまでは見せてもらえないんよね。
いやーしかし感動した!すばらしい。なんたってほとんど待たずに見れたのがすごい。
今はオフピークなのでなかなかみられないらしいのだ。
12月24日から30日まで全然見られなかったみたいだし。

さて、次は子亀の放流。産んだ卵はレンジャーの手によって別の場所に移動され、
そこで孵化をまつのだ。
その、今日孵化した亀を放流するとこが見られるってわけだ。
子亀がこれまたかわいい!体長8センチくらいのこがめがたくさんかごに入ってる。
一人1匹ずつもたせてもらった。
甲羅とお腹をそーっと指で挟んでもつんだけど、両手両足をばたばたさせてめちゃくちゃかわいい。
お風呂のおもちゃのようだ(笑)
浜辺に移動して、かごに戻した子亀を一斉に放流。
ほとんどはちゃんと海に向かうんだけど、たまにあさっての方に行くのもいて大変だ。
光に向かって進むらしいのでレンジャーが海に入って懐中電灯で誘導していた。
この子亀のうち、数匹しか大人になれないわけだな。
がんばれよー。

さて、これでプログラムは終了。2時頃までまたなきゃあかんかと思ったけど
9時には全てが終わった。らっきーだった。

寝る前にビールを飲んでそして展望台に登って星空を見た。
ものすごい星なのだ。
ちょうど雲もなく、月もなく、ほんとうにキレイだった。
こんなに満天の星空はなかなか見られないよ。
オリオン座が他の星に紛れて分からないほどに。かんどうだー!

あと、蛍も見られた。流れ星かと思ったら蛍。うーん、これまた感動だ。
シュノーケルも、亀の産卵も、星空も、蛍も、全部天候次第、運次第だから
それがすべて満喫できてほんまにラッキーだった。

03/1/2 (木)
昨日とはうってかわって曇り空。
夜中は雨降りまくりだったし。雨期だから仕方ないけど。
6時半に集合してリバラン島へ行き、そこで朝ご飯を食べてサンダカンに戻る。
リバラン島を出発したのが8時前だったか。
ところがサンダカンに近づくにつれ、波が大荒れ。天気悪いからなぁ。
小さなボートなのでかなりアブナイ。
結局リバラン島へ戻って波が落ち着くのを待つことに。
ところが波が落ち着くどころかさらにひどくなって来たので
サンダカンからエンジンが二つついたボートが迎えに来てくれることに。
まつこと2時間弱、(その間いつものごとくしりとりをしていた)
やっと到着。到着した船はさっきの船よりさらに小さい気がしたけど
エンジンが二つあるってことで大丈夫らしい。
けっこーゆれて怖かったけど、船長はこの道25年のベテランだから大丈夫だ!とか言われて。
さすがあっという間にジェッティに到着した。
いやー、なかなかいい経験だったかも。
今でも船に揺られている気分だ。
ジェッティに到着すると、今日出発の人達が大勢待っていた。
かわいそうになぁ、今日だとシュノーケルも出来ないよ。
星もみれないだろうし。
せめて産卵が見られればいいね。


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