2004/2/12〜2/15のセブ一人旅レポート
ぴあ日記に加筆修正を加えたものです。長いのでお暇なときにでもどうぞ。


まず、なぜセブなのか。それは単にKKから直行便で2時間足らずで行ける外国だからだ。フィリピンには行ったことがないので一度行ってみたかった。マニラへも直行便はあるけど、マニラは怖い。サンボアンガはサンダカンからボートが出てるけど、とてもじゃないけど難易度高すぎ。ってな訳で安易にセブ行きが決まりました。問題は情報が何も無いことだ。ぴあ姉にガイドブックを送ってもらうことにしたんだけれど、結局出発までに届かなかった。(出発した日に届いたそうな。悔しい)そんなわけで情報収集はもっぱらネットにて。いろんな方にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

セブ旅の目標
・サンダカン、マレーシアとの違いを見てくる
・フィリピン名物を食べる(特に豚肉)
・せっけん作り用のココナツオイルを買う

持ち物
・ゴトさんという方のサイトで見つけたセブ市内地図
・デジカメとパスポートと航空券
・7000ペソとRM200と1万円とマスターカード
・ファンデーションと日焼け止めと傘
・水着とパレオとTシャツ3枚とパンツ3枚
荷物は最小限に抑えて3kg弱。
いつもより小さいショルダーバッグで済みました

レート
P100=RM7=200円
脳内レート
P100=RM10=1000円


2004/2/12(木)

今朝は8時20分のサンダカン発でKKへ。KK発セブ行きは13時頃の便なのでちょっと早いんだけど、その次の便は11時のkk行き、フォッカーなのだ。フォッカーはプロペラ機なので天気が悪いと遅れたり欠航したりするので危険だからってことでこんな朝早い便に・・・

KKで4時間近く暇なので、一度町まで出てうろうろした。特に買い物はなし。荷物増えたら困るからね。今回初めて町から空港へ帰る時もバスを使ってみた。空港から町へは来たバスにのりゃいいので簡単なんだけど、逆はどれに乗ればいいのかなーと思っていたので。でもKKのバスは全部番号がかいているのでわかりやすい。一応、空港行く?と確認して乗りましたが。タクシーだとRM12だけどバスならRM1!お得だ!

さてセブ行きに搭乗、7割近く埋まってた。思ったより繁盛してますね。KLからやってきてる便で、KKから新たに乗り込む客は少ない。セブまでは1時間50分のフライト、あっというまです。KLに行くよりも断然近い。だからサバはフィリピンのものだ、なんていわれるんだ(sandakan.com参照)。しかしいくら近くても一応国際線なので機内食がでるのだ。1時間50分しかないのに大変ー!私はチキンと赤ワインをいただいた。

さて3時過ぎ、セブ-マクタン空港到着。空港の感じはKKの空港に似てるかな。空港を出たら客引き(?)がたくさん待っているという噂だったけど全然いなかった。やっぱマレーシア便だからかね。日本人じゃないと商売にならないんだろう。タクシーはどこかいな、と探していたら、たむろしていたおっちゃんおばちゃんが案内してくれた。クーポン制というわけではないが、紙切れに値段を書いて渡してくれるのでわかりやすい。

Holiday Plaza Cebuの一番安い部屋。十分。
タクシーはめっちゃきれいだった。(サンダカンに比べて、ね)街の様子はマレーシアと似てるなぁ。漢字の看板が無いことと、トライシクルが走ってること、それとクラクションがうるさいことくらいですかね、違いは。なんでそんなにクラクションならす必要があるんだ、ってくらいにうるさいぞ。

30分ほど走ってホテルに到着、今回もasiahotels.comでとったとこでHoiday Plaza Cebu というホテル。セブ市内のアップタウン、フェンテオスメニアに近いホテルです。部屋で一息ついてからお出かけだー。まずは近所のロビンソンデパートで携帯電話のSIMカードを購入。これでダーと電話ができる。SMSでメッセージも送れる。便利便利〜。P100分の通話料がついてP195だった。P100ではとうてい足りないのでP300分のリロードカードも追加で購入。ま、4日は持つでしょう。

さてそれからロビンソンに入っているスーパーをチェックだ。デパートのスーパーだからちと高いかな。品揃えはもちろんいいよ。kkよりいいんとちゃう?サンダカンは問題外。
その後は歩いて行ける範囲のところをうろうろぶらぶらした。フェンテオスメニア近くに屋台街を発見したので夕飯はそこで食べることにした。でもどこの店も同じ品揃えなんだよねー。焼き鳥ばっかり〜。そんなに同じだったらどこに座るか悩むじゃないか!

フェンテオスメニア近くの屋台街。観光客はあまりいない?
一番押しの強かったお姉さん(といっても私より年下だが)の店の前に座って焼き鳥いろいろと蒸し飯(変わった形に包まれている。説明できない。あえていうなら、ハリラヤプアサのときの飾りみたいな形。って、余計にわからんわな)とサンミゲールを頼んだ。もっとほら、餃子とか餃子とか餃子とか、そんなのないかなー。でも焼き鳥は大変おいしかったからよしとしよう。サテーより食べごたえがあって美味しい。タイの道端で売ってる焼き鳥に似てるね。ビールに合うよぅ。

ところでフィリピン人(セブ人)ってけっこう潔癖症?焼き鳥を食べるときにビニール袋を手袋のようにはめて食べている人がたくさんいた。これはサンダカンでは見られない光景だな。屋台街だけかと思ったら、ナシチャンプルみたいなものを食べるときもビニール袋手袋をして手で食べてる人がいた。かえってまずそうなんですけど・・・。

ま、で、その後。またどっか飲むとこないかなーと探したんだけど、なんやかんやともう9時。9時過ぎに女一人で飲み歩いていいと思う?KKなら平気なんだけどなー。やっぱ知らない町だから控えておこう。ってことでスーパーでビールとつまみを買って部屋で飲むことにした。ホテルに帰る途中でネットカフェを見つけたので、いったんホテルにもどってビールを冷蔵庫にいれて再び出動。なんと日本語IMEが入っていた。さっすがセブ!韓国語も入ってました。1時間ほどネットカフェで遊んで、10時頃ホテルに帰還、そして買ってきたつまみでサンミゲールを4本ほど。全然酔わないのはなぜ?一人旅で緊張してるのかな。


2004/2/13(金)

セブの旅二日目です。朝7時15分起床、NHKプレミアが見られるので「てるてる家族」を見てから朝ごはん。まともなビュッフェだった。ちゃんとオムレツ係もいるし。でも最近はホテルの朝食は基本的にお粥とフルーツとサラダと決めているのだ。外でいろいろ食べたいしね。

さて今日の午前中は朝市などダウンタウンをぶらぶらする予定。ダウンタウンにあるカルボンマーケットは危ない、と聞いていたので念のためパスポートはフロントに預けていざ出発!格好は、ジーンズによれよれTシャツ(いつものピチTではない)、つっかけ、そして小脇にちいさいショルダーバッグ。今サンダカンの女性の間で流行っている形のバッグ。フェンディのバゲットタイプと思っていただければよいかと(もちろん安物だけど)。きっとフィリピンでもみんな持ってるに違いない、と思ったら案の定みんな似たようなのをもっていた。これでジモティ化はばっちりだ!

さて、カルボンマーケットまではジープニーで行くことにした。このジープニーは庶民の足なんだけど、旅行者には危ないかもと聞いていたので私は護送車のようなものをイメージしてた(なんでや)。しかし実際見てみるとかなり開放的でいいじゃないか!しかも行き先や経由地が車体の横に書いてあるので分かりやすい。これに比べたらサンダカンのワゴン車タイプのミニバスのほうが難易度高いなぁ。あれ、行き先はよくわからんし、奥に座ったら出て来れないし。

カルボンと書いてあるジープニーがどんどんやってくるので、客引きのお兄ちゃんの押しが強かったやつに乗ってみた。中は朝の通学時間帯ということもあり半分が学生だ。特に危険な感じはしない。普通の人が普通に利用してる訳だから普通の時間帯に普通に利用する分には別に怖くはないんでしょう。ツーリストが興味半分にきゃいきゃい言いながら乗ったら狙われるのかもね。一人のほうがかえって安全かもね。まぁ私はサンダカンで慣れている訳で、慣れていない普通の日本人はやめといた方がいいのかもね。私もはじめてサンダカンでバスに乗ったときは緊張したし。まずはサンダカンで練習してからにしてください(と、サンダカンに誘導してみる)。

料金は一律P4のようだ。客引きのにいちゃんに渡す。客引きがいない場合は運転手に渡すそうだ。道路はこの時間帯だからかしらんけど、かなり混雑していた。ジープニーがごった返す。みんなクラクション鳴らしまくり。うーん、フィリピンだなぁ。それに比べてサンダカンってのんびりしてるなぁ。15分程走ったか、ジープニーはカルボンマーケットらしきところに到着したので降りた。廃墟のような建物が立ち並ぶダウンタウン、と聞いていたが、確かに建物は古い。サンダカンとタメはるね。そしてこのかおり・・・ 市場のかほりですな。しかしここは市場のかおりだけでなく、なんだかしっこ臭いぞ!誰じゃ!サンダカンの市場は臭いけど、こんなにしっこ臭くはないぞ!

さてカルボンマーケット、これがめちゃくちゃでかい。でかいでかいと聞いてはいたが、ほんまにでかい。サンダカンの市場の100倍以上はあるね。でも売ってるものはあんまり変わりない。雰囲気もいつも買い物してる市場と似たような感じなので特に危険な感じはせず・・・。多分時間帯によっては危ないんだろう。それはサンダカンも同じだし。まぁ私はサンダカンで慣れているので、ぷらぷら歩いていてもあまり目立たないんだと思う。「姉さん、買ってってんか〜」と声を掛けられることはあったけど。普通のツーリストが興味半分に行くのはやめておいたほうがいいのかもね。かわりにサンダカンの市場に行きましょう。規模は断然小さいけど同じくらい面白いです(と、またもや誘導してみる)。

ぶらぶら歩いているうちにマーケットの裏に出てしまった。子ども達が遊んでいるが、ちとヤバ目な雰囲気だったので、そのまま東の方に歩いていった。近くにサントニーニョ教会があったはずなのでそこを目指して歩いてみた。地図を持ってきてなかったのでよくわからない。近いはずなんだけど・・・と歩いていったらサンペドロ要塞まで来てしまった。かなり行き過ぎだ〜。暑いので傘をさして歩いてたんだけどさ、セブの人あんまりさしてる人いないねー。なんでだろ。でも私はさすよ!日焼けいやだもん。あーあ、昔は色白ぴあだったのになぁ。すっかり黒くなっちゃって。

さて方向をかえて西に戻ると人だかりのする教会を発見。サントニーニョ教会だった。赤いスカートのおばあさんが大勢ろうそくを売っている。ごめん、私クリスチャンじゃないから買いません。教会の中は礼拝の途中だった。一日中やってるのかな。ちょうどお説教が終わり、賛美歌を歌いだしたので私も一緒に歌ってみた。スライドで歌詞が出てくるので分かりやすい。雰囲気あるねぇ。イスラムのモスクと違って来るもの拒まず、ってのがいいよね、教会は。でも私、一神教にはなじめないのでやっぱりクリスチャンにはなれません。20分ほどぼーっとしてから、近くのメトロガイサノへ。ここでブコジュース(実はあまり好きではない。生臭い。)を飲んで一休みしてから、ジープニーに乗ってアップタウンへ戻ってきた。この時は呼び込みの兄ちゃんがいなかったので運転手さんに料金を渡すシステム。すいていたので奥のほうに座ったら、いつのまにか私は料金受け渡し係になっていた。これがうわさの料金リレーか〜、とちょっと感動。「はい、二人分ね〜」などとかなり適当なセブアノ語(つかマレーシア語だったかも・・・)で受け渡し。けっこう働いたよ(笑)

州庁舎の手前にカルロスというkedai風のバッチョイ(麺料理)の店を昨日見つけたので、お昼に食べようと思って行ってみたら閉まっていた。ショックー。(でも帰ってきてから読んだガイドには年中無休で朝7時から朝5時までやってるとあった。なんでー?)12時にはチェックアウトをしなければいけないのでホテルに戻ってチェックアウト。税、サ、朝食込みでP1840、3600円位?まぁ納得のお値段でしょう。

ホテルの窓からの風景。綺麗とは言えないけど。


荷物を持って、アヤラショッピングセンターへ行くことにした。アヤラ行き、というジープニーがやってこないので、ラホッグ行きに乗って、適当に降りてみた。そこから歩いて10分ほどかかってしまったが、傘があるので暑くないもん。

セブのショッピングセンターもデパートもスーパーも、どこも警備がしっかりしてるのにびっくり。入り口に警備員がいて、かばんの中までチェックされるんよね。これはマレーシアには無いなぁ。昔から?それとも最近になってから?

アヤラは高級な感じのショッピングセンターで、KLによくありそうな感じの雰囲気。こういうとこにはフードコートがあるはず、と思って探したんだけどスーパーの隣にローカルな小さいフードコートがあるだけだった。探し方足りなかった?お昼時でいっぱいだったので座るトコもなく、あきらめた。ファストフードやレストランはたっくさんあるんだけどね。しかしこんなとこに来てまでファストフードは食べたくないぞ。いくらジョリビーはフィリピンにしかない、と言われてもやっぱヤダ。そんでまぁどこかないかなーと探しながら歩いてたらウェイトレスのお姉さんが「マダム!どうぞいらっしゃいませー!」と丁寧に呼び込みしてくれたのでそこに入ってみた。アドボのランチがあったのでそれに決め。飲み物付きでP150と、かなり上品なアドボだけど大変美味しかったのでOKだ。付け合せのカンクンのピクルスが美味しかった。

しかしフィリピン人ってさ、マレーシア人に比べてサービスの何たるかが分かってるよね!マレーシア人みたいにダラダラ接客しないし。スーパーのレジのねーちゃんにすら笑顔がある。マレーシアはみんなむすっとしてるもんねぇ。笑顔があるというだけでめっちゃ気持ちいい。これはセブが観光地だからか?いや、ちがうよね。ダナオでも対応よさげだったし。あとさ、なんにでも「マム(マダム)」「サー」とつけるのがすばらしい。最初はデパートだからかな、と思ったけど、タクシーの運ちゃんも、屋台のおねーちゃんも、みんな付けてるよね。「ウェルカム、マム!」とか「どちらへ?マム」とか。マレーシアには無いよー、これは。すばらしー!なんとなく「奥様、いらっしゃいませ」とか「奥様、どちらへいかれるんでしょうか」などと言われている気分でここちよいぞ。習慣なんだろうけど、大変良い習慣だ。

さて、今日はセブからバスで1時間ほど行ったところにあるダナオ市に宿泊予定。バスで行くつもりなのでノースバスターミナルという島の北部へ行くバスが集まるターミナルまでタクシーで行った。ちゃんとメーター制なので安心ですな。しかしターミナルに到着したはいいけど、どのバスに乗っていいのかよくわからん〜。ってことで、宿泊予定の「サンシャインビーチリゾート(SBR)」に電話して聞いてみた。ここのオーナーは日本人なのだ。地元の中流クラスやバックパッカー向けのリゾートを目指して作ったリゾートホテルでお値段は大変リーズナブル。セブ関係の掲示板で教えてもらい、私のニーズにぴったりだったのでここに決めました。ソゴト行きのバスに乗ればいいということだったんだけど、行き先表示が分かりにくいので結局その辺の人に教えてもらった。バスは冷房なし。助手席に乗せてもらった。これから1時間ほどのバスの旅。まぁすぐそこ、って感じだけどね。それにしてもみんな運転怖いなぁ。セブ市内を出ると、トライシクルというサイドカーつきのバイクや自転車がたくさん走ってるんだけどさ、これを追い越そうとかなり無茶な追い越し、割り込みをするのでひやひやした。道幅も狭いんだよねぇ。なんで?で、道路のすぐ横に店が並んでるし。ほんま、冷や汗かいたわ。途中からはどんどん乗客が増えて、最終的に助手席には3人が並ぶことになった。これはかなり無茶だ!暑くて死にそうだった。

さてバスはダナオに到着したようだ。が、どこで降りたらいいのか聞いてなかった・・・。着いて電話したら迎えに来てくれる、という手はずだったんだけどさ、バスターミナルとかも無いようだしよくわからん。とりあえず町の中心で下ろして!city centreで!と言ったんだけど、イマイチ通じず。「city centreよー!pusat bandar!(余計にわからんって)」と言ってたらなんとか「あぁ、セントラルね」と通じた。このセントラルというのは市庁舎のことだったようだ。で、電話して待つことしばし、オーナーのトメさんと奥さんが車で迎えに来てくれた。5分ほど走ってリゾートへ到着!ビーチフロントのとても綺麗なところ。

Sunshine Beach Resort 別名トメさんリゾート
海は遠浅で、そんなに綺麗って訳じゃないけど、眺めながらビールを飲むにはサイコーですな!プールとジャグジーもあるので十分です。マニカーみたいな感じの海かな。あそこも海は遠浅でシュノーケルで楽しむって感じではない。でも実際、マクタンのリゾートホテルの海はどうなの?シュノーケル楽しめるんだろうか。でも本当に綺麗な海を求めるならやっぱ島に行ったほうがいいよね〜。

部屋は一番安いタイプをお願いしてP450。ベッドと洗面とトイレと水シャワーなのでまぁバックパッカー用って感じ?でもこういうの慣れてるからokだ。慣れてない人はP900のテレビや冷蔵庫もついている一番いい部屋をお願いするとよいと思うぞ。部屋でくつろいでいたらしらんまに寝てしまっていた。朝からうろうろしまくってたのでさすがに疲れていたようだ。夕飯はシーフードと野菜メインでローカル色もあり美味しかった。その後はオーナーのトメさんと2時間くらい語り合った。セブのこと、ダナオのこと、仕事のこと、ホテルを作った経緯、その他いろいろ。楽しかったです。で、11時ごろ、就寝。たいへん充実した1日だった。


2004/2/14(土)

セブ三日目。よく寝た。窓を閉めて寝たけど寒いくらいだった。朝ごはんを頂いた後、リゾートの周りを半時間ほど散策した。回りはマレーシアで言うカンポン。フィリピンではなんて言うんだろう、聞くの忘れてた。思ったほど高床式の家が無かった。マレーシアのカンポンはたいてい高床式の木の家なんだけど、こちらはセメント作りがメインのようだ。もちろんもっと田舎に行けば高床式の木の家はたくさんあるんだとか。村のところどころにサリサリストアという小さな店がある。鍋に入ったおかずが数品並んでて、それをナシチャンプルのように選ぶスタイルみたい。歩いているとたくさんいるトライシクルのおっちゃんやおにーちゃんたちが乗らないかと声を掛けてくれる。すぐそこまでだし、と思って辞退してたんだけど、ここの人はちょっとそこまででもすぐにトライシクルを利用するとか。なんだー、じゃあ乗ってみればよかった。

帰ってからはプールサイドで本を読んでくつろいだ。2年前から全然進んでないハリーポッター原書第2巻。英語を読むと眠くなるんだ・・・。第一巻は面白くてさーっと読めたんだけど、第二巻はなかなか盛り上がってくれない気がする。

10時ごろ、市場に買出しに行くので一緒にどうですかと誘ってくれた。もちろん行きます〜!まずはダナオ市で一番大きなショッピングセンター、ガイサノダナオへ。デ、デカい。昨日は気づかなかったので、ダナオよりはサンダカンのほうが都会かも〜などと思ってたけど、これを見た時点で負けを認めました。もう全然勝負になりません。ウィスマサンダカンなんて足元にも及びません。


レチョン・バブイ 豚の丸焼き 
まぁそれはいいとして。それから公設市場へ。ここは帰ってきてから読んだガイドによると、数年前台風で全壊したが日本の援助で再建された市場だそうだ。コンクリート作りで立派でした。広さは、やっぱサンダカンの市場より断然広いかなー。そして綺麗だった。もちろんいわゆる東南アジアの雑多な市場なんだけどね。つか、サンダカンよりも汚い市場ってなかなかみないんだけど・・・。そりゃあるんだろうけど、私が普通に旅行に行くようなトコには無いな。サンダカンの市場との違いは、やはり豚肉。売り方はおんなじような感じだけどもちろんおおっぴらに売ってます。フィリピン人、豚好きなんだね。あと、売り子の多くが女性だったこと。サンダカンは男性が多い。特に魚や肉はほとんどが男性なんだけど。なんでだろうね。ここの男達はどこで何してるんだろね?
今夜はパーティなので超大量のお買い物。昼過ぎに戻ってきてお昼ご飯を頂いた。

お昼の途中でadamさん達ご一行が到着。adamさんというのはセブ関係の掲示板でここのことを教えてくださった方なのだ。今日はadamさんのお誕生日ということで、ここでパーティをするとか。私もお邪魔させてもらうことになってるのだ。偶然いいときに来たなぁ。らっきー。adamさんとyutaxさんは奥さんを連れていらっしゃってた。奥さんはお二人ともフィリピン人。で、adamさんとyutaxさんとまっちゃんさんはゴルフに行ったので、私は奥さん2人といろいろおしゃべりをした。yutaxさんの奥さんは結婚して15年位?ずっと日本に住んでるので日本語がぺらぺらなのだ。adamさんの奥さんは日本語はイマイチだそうで、英語でしゃべったりしたけど、私の英語も適当なので、yutaxさんの奥さんに通訳してもらっておしゃべりした。普段聞くことのできないいろんな話が聞けて楽しかった〜。

ジャグジーでくつろぐ筆者。快適。

日がかげってからは、私はプールで泳いだりジャグジーでくつろいだり。そうこうしているうちに皆さんがゴルフから帰って来たのでパーティの始まりだ。なんか私はひたすらビールを飲んでいた気がする。まぁ朝から飲んでたけど・・・。豚の丸焼きのレチョン・バブイってのは皮がとっても美味ですね。あー、あと驚いたのが海藻。日本人以外は海藻って食べないと思ってた。海ぶどうとかあるし・・・。美味しかった。魚とイカのバーベキューも美味しかった!家でも串刺しバーベキューやってみよう。でも2人だと寂しいか。やっぱ七輪でほそぼそ、かな。

みなさんフィリピン人の奥さんを持ってて、セブ歴も長いということでいろんな話が聞けました。セブに住む日本人って奥さんがフィリピン人って人が多いんやね。マレーシアの場合、宗教がややこしいからかそんなにいないよね。マレー人男性と結婚した日本人女性、というパターンはけっこう多いけど、逆はあんまりいない気がする。

ところでサンミゲールってアルコール度数、いくつくらい?なんか全然酔わないんだけど。すっごい軽いよね。飲みやすいというか、水みたいというか。マレーシアで飲むビールは雑味が多いせいか、酔いやすい気がする。

まぁそれでもいい気分になり眠くなったので12時頃就寝。ご馳走様でしたー!


2004/2/15(日)

セブ4日目、最終日。朝ごはんをいただいた後、みなさんはプールでくつろいだり泳いだり。私はビーチへ行ってみた。ら、近所の子ども達が5,6人遊んでいた。かわいかったので一緒に遊んでたんだけど、ジーンズだと濡れちゃうのでいったん部屋に戻ってショートパンツに履き替えて、カメラを持って戻った。近所の子にそっくりな女の子がいて、その子は下半身丸出しでかわいかった・・・しかしうまく写せず。(何しとんじゃ、私は)

真ん中の白Tシャツの子、近所の子とそっくり!!!
しばしみんなでわいわいと遊んだあと、じゃーねーと戻って部屋に入ろうとしたら鍵がない。パンツに挟んでおいたんだけど、遊んでいるうちに海に落としたみたいだ。やべー!ビーチに戻って、鍵落とした!と子ども達と一緒に探したけど当然見つかるわけもなく。「気にしなくていいよー」と言っていただいたので実費だけお支払いしました。すんませんでした。

オーナーのトメさん家族がセブ市内まで買い物に出るということだったので私も一緒に乗せてもらって市内まで帰ってきた。どうもお世話になりました。ありがとうございます。今度はダーと一緒に来よう!私にはぴったりのリゾートだったなぁ。高級リゾートに飽きてしまった人、一人旅、バックパッカーなカップルなどなど、ちょっと違ったセブ旅行をしたい人にオススメですな。

さて、SMというデカいショッピングセンターでお別れして、私は最後のショッピング。ここはめちゃくちゃデカい。KLのスンガイワンプラザよりはすっきりした感じだけど、まぁそんな感じ。ぷらぷら見てたら日本のアニメDVDを置いている店発見。欲しかったボトムズがあったけど、こんなとこまできてオタク病を出さんでもいいか、とあきらめた。しかしいろいろ見て思ったけど、コピーゲームが無いね!ゲーム屋には、ゲームボーイのソフトやPCゲームはあるけどプレステのコピーゲームが見当たらない。見つからないようにこっそり売ってるってこと?わからんけど、もしもあんまり無いのなら、やっぱ私はマレーシア暮らしでよかったとつくづく思うぞ。

お腹がすいてきたのでお昼はフードコートで食べることにした。麺の店があったので、そこでワンタンヌードルを。スープににんにくが利いていてめっちゃ美味しい。これがバッチョイというヌードルのスープなんだろうな、多分。フードコートのド真ん中でお姉さんがぽつんと生ビールを売ってた。マグでP36。やすー!こりゃ飲まなきゃ損でしょと買いにいったんだけど周りで飲んでる人誰もいない。なんで?日曜日のお昼だよ、お父さんビール飲んじゃおっかなーってならない?安息日だからとか?いや、でも屋台街に行ったときもみんなあまり飲んでなかった。あれは時間がちょっと早かったからかな。みんなコーラメインだった。お前はアメリカ人か、っつーの。フィリピンの女性はあまりお酒飲まないネー、と言われたが、男も昼間はあんまり飲まないのかな。飲むのは夜がふけてからなんだろうか。サンダカンでは朝っぱらからkedaiでビール飲んでるおっちゃんがごろごろしてるぞ〜。

まぁそんな訳で女一人昼間っから生中ジョッキ片手にラーメンをすする。ちょっと目立つか?まぁいいや。その後、スーパーでいろいろお土産の買出しをした。せっけん作り用のココナッツオイルも買った。マレーシアでは安いオイルと言えばパームオイルだけど、こっちならココナツオイルがあるはず、とにらんだのだ。案の定ばっちり発見!やったー!あとはチチャロンとかオタップという銘菓とかポークブイヨンのキューブとかちょこちょこ買った。ちょこちょこのはずだったんだけどけっこう重い・・・
  
左:チチャロン(豚の皮を揚げたもの) 右:バッチョイ風味のカップヌードル

飛行機の時間もせまってきたのでタクシーで空港へ向かった。P91だったのでP100払う。「サンキューマム!(脳内翻訳:ありがとうございます、奥様)」と言われ、気分が良くなる。この「マム付け」、マレーシアでもやってくれないかなぁ。

さてMASのチェックインカウンターに行ってみると、なんと出発が45分遅れだと!ちょっとマジー!?私、乗り換え時間1時間ちょっとしかないんですが。今日中にサンダカン帰れないかも・・・。でも、チェックインの時も何も言われず。大丈夫なんかいな。空港は韓国人だらけだった。昨日の話でも、最近のセブは70%が韓国からの旅行者だとか。出国審査を終えて、ちょっと暇だったので喫茶店に入ってビールを頼んだ。この喫茶店が日本の喫茶店みたいなんだ。「きつねうどんあります」とかって。でもこれも、もうちょっとしたら「石焼ピビンバあります」とかに変わるんだろーな(ほんまか?)。周りが韓国人だらけだったのは、2便続けてインチョン行きの飛行機があったからだった。その後は私が乗るMASまでなし。高いビールを2杯飲んで(でもサンミゲール、酔わない)、やっと搭乗時刻になった。

乗ったらそっこーでお食事。今回は魚と白ワインだ。

しかしほんまに乗り換え大丈夫なんかいな、とCAの一人をつかまえて、「19時発のサンダカン行きに乗り換えなんですけど、間に合いますか?」と聞いたら「大丈夫大丈夫〜」とにこにこしながら言われた。またもやマレーシア人の根拠の無い自信が出たよ・・・信用できん。まぁでもなんとかKKには18時40分に到着。KKはターミナルがひとつだから楽チンです。1番ゲートに到着したので走ってトランジットカウンターへ行き入国審査を済ませ、サンダカン行きの6番ゲートへ急いだらダーがいた。今日、日帰りでKKへ買い物に来てたのだ。おひさしぶり〜!帰りはフォッカーだ。久しぶりに乗ったなぁ。荷物が少ないときしか乗らないもんね。サンダカンにも無事到着、そのままサブウェイカフェで夕飯を食べ、そして家に無事到着。家に帰るまでが遠足です。家に帰ってからは久しぶりに猫達とたわむれ、そして11時前に就寝。短かったけど充実した楽しい旅だった〜!ダー、ありがとうね〜。

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目標は達成できたか:
サンダカンとの違いはたくさんみつけた。一緒のところもたくさんみつけた。フィリピンはマレー系が95%だそうだ。だから見た目はマレー人と変わらない。でも宗教の違いがかなり大きいね。違いのほとんどは宗教の違いからきてるんではなかろうか。というか、統治国の違いか。まぁマレーシアの場合はマレー系以外に中華系、インド系、ネイティブ民族などなど、ほんとにいろんな民族が混じって暮らしているのでその点でも違うかな。そういう意味ではマレーシアのほうが変化にとんでいておもしろいかなと思った。マレーシアは、トメさんが言ってた「万華鏡のような国」という言い方がぴったりだ。フィリピンは・・・なんだろ。何かな。考えよう。
あ、でも食べ物に関して言えばフィリピンのほうが変化に富んでるな。マレーシアは何かっつったらカレーだもんね。もちろん中華料理もあるけど、あれはマレーシア料理とは言えないよね。フィリピンではカレー系はあまり見かけなかった気がする。辛いのが苦手と聞いたけどホント?使える食材がが自由なので、いろんな料理のいいとこを取り入れてるのかな。一応マレーシアにもマレー中華ミックスのババニョニャ料理ってのはあるけどねぇ。しかしフィリピン人、コーラばっかり飲むのはどうかと思うぞ。歯、溶けるよ。

フィリピン名物はけっこう食べたと思う。バッチョイが食べられなかったのが残念だったけど、最終日に食べたワンタン麺はバッチョイ味だったと思う。今日のお昼はカップヌードルバッチョイ風味だったのでこれでヨシとしよう。

ココナツオイルはたくさん買った。しかし油漏れてるし・・・。袋の中、すべてが油っぽくなってしまった。新しいのになぜ???こんな状態で日本まで持って帰れるのか?


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滞在中使ったお金は全部でP7000(1万4千円程)。ちょうどRM500を両替した分。でもホリデープラザはカードで支払ったので、現金がP1800程余ってしまった。航空券はRM1182(3万3千円程)、合計4万7千円の旅でした。




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